事務所理念

 東京都に、文京区後楽という所があります。この「後楽」という地名の由来をご存じでしょうか。

 

 江戸時代、現在の東京ドームシティがあるあたりは、水戸藩の上屋敷でした。水戸藩第2代藩主徳川光圀(義公、俗に言う「水戸黄門」)はこの地に、中国の儒学者朱舜水を招きます。そして、義公は屋敷内に庭園を造営し「後楽園」と名付けました。これは、朱舜水から学んだ「(君子は)天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」(『岳陽楼記』)に由来するものです。この庭園は、現在も「都立小石川後楽園」として現存しています。

 

 さて、これを会社組織に当てはめるとどうなるでしょうか。「(経営者は)従業員の憂いに先だって憂い、従業員の楽しみに後れて楽しむ」ではないでしょうか。従業員の働く環境を改善したり、女性が活躍できるようにした職場は業績が向上するとのことです。

 

 弊所のモットーである「働く人、雇う人、みんなのために!」は、この義公のエピソードをモチーフにしています。